8時、朝ごはんは宿で、埼玉出身の女の子と一緒に。食べて支度したら、奈良に向けて出発するよ。
車内で昨日と一昨日の分のブログ書いてたらあっという間に奈良到着。ゲストハウスに荷物を預けて、法隆寺へ向かいます。柿の葉寿司(鮭、鯖、小鯛)を買って車内で早弁。おいしい。
法隆寺駅前からバスに乗ろうかと思ってたんだけど、駅前のゲーブルというコーヒーショップでレンタサイクル3時間300円。おーう、バスの本数少ないっぽいから自転車便利かも!1日だと500円だったけど、法隆寺と中宮寺なら3時間で十分ですよっておばちゃんがいうので、3時間で借りてみた。自転車で通るのにおすすめの道や駐輪場所まで教えてくれて親切だ!
法隆寺の南大門前の杉並木が壮観だー!そして南大門前に自転車を止めたんだけど、法隆寺、とにかくでかい…。街全体が寺だし奈良時代みたい。ひとりでいても、うわー!でけー!って思わず口に出してしまうほど。
そんな巨大な法隆寺はあとにして、まずは中宮寺で如意輪観世音菩薩。今回、広隆寺と中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像をどちらも見たのだけど、歴史の授業で習ったとき、わたしどっちかが好きでどっちかは違うって思ってたのに、どっちが好きだったのかわからなかった。だってどっちもそれぞれ良いのですもの!広隆寺の方はシュッ、サバッとしてるし、中宮寺はぽわん、つるつる、でどっちも好きでした。
それから東門経由で法隆寺に戻りました。ふおお…でっかい…。
金堂の釈迦三尊像は歴史の資料集の写真で何度も見てたけど、想像してたのよりすごく小さくてびっくりした。それと四天王(白鳳時代)が京都で見たのと全然違った!服をきっちり着てるしポーズも表情もおとなしいし、乗ってる邪鬼がかわいいの。
大講堂の薬師三尊を守る四天王は見覚えのある彼らでした。増長天がいちばんやんちゃなポーズ。そして多聞天だけが兜をかぶってた。担当の方角があるからいつも配置は一緒なのかなあ。ちなみに金堂のおとなしい彼らは600年代で仏教伝来して間もない頃、大講堂のは900年代なんだって。
西円堂にも薬師如来がいて裏手に格子ごしだけど四天王いた。大宝蔵院にも700年代の四天王がいて、装備が、よく見る彼らとは少し違ってた。兜や鉾を持っている人が金堂のと違ったし、600年代のおとなしい四天王から900年代のやんちゃな四天王に向かう途中で、まだはじけきってないようなかんじだった。
自転車で駅に戻ったらギリギリぴったしだったー!法隆寺はとにかく巨大でびっくりした。建物と建物の間がとにかくゆーーーったりしていた。ベルサイユを思い出した。あれはもっととんでもなく巨大だけど。
奈良駅に戻って、まだ時間があったのでお宝満載の興福寺へ。バス停降りたら奈良公園で、鹿がたくさんいた。写真撮ってたらさっそく頭突きされた。
入口から近い国宝館のところでチケット買おうとしたら、東金堂はどうします?って聞かれて、何があるか聞いたら薬師如来や十二神将っていうので、ぜひ!ということで共通チケット購入。
東金堂は入ってみたら、薬師オールスターズが理想的なフォーメーションで配置されるユートピアでした。なにこれなにこれすごすぎる!!!!
まず真ん中に薬師如来、両脇に日光月光菩薩(薬師如来の弟子)、四隅には四天王、その間に十二神将たち(薬師如来の守護神。元はインド神話に登場)、あとは維摩居士、文殊菩薩。こんなにすごい世界みたことないよー!
よく見ると、それぞれ作られた時期が違っていて、13世紀とか9世紀とか(詳細はメモが判読不能だったのであとで調べる)。覚えているのは、日光月光菩薩はたしかあのなかでいちばん古くて、面長でちょっと飛鳥時代っぽいテイストだったのに対して、その真ん中にいる薬師如来はもうちょっと後の時代で、丸顔だったこと。あの右側の日光さん、好きだったわー。
名残り惜しいけど国宝館へ。ここもすごかった。有名な阿修羅さんを含む八部衆は、少年の姿も何人かいて、全体的にあどけない様子。奈良美智さんの描く子供に通じるものがあった 。
5mを超える高さの千手観音もとてもよかった。三十三間堂でたくさん見るよりわたしはこっちのほうが好き。ここの千手観音は今まで見たなかでいちばん好き。
ゆこ「そんなに沢山持っていて嫌になりませんか?」
千手「みんなが手放せるように私が持っているのです。人々はそんなに沢山持つ必要はありません。足りないところを補い合えば、少しずつで十分なのです」
というひとり芝居をした。
それから南円堂の方へぷらぷら歩きながら夕日など写真撮ってたら、twitterで @yucocom さんが「時間があったら、ならまちのたい焼き屋さんも行ってみて!こたろうさん。」って教えてくれたので、早速こたろうさんへ。日も暮れて暗くなってきた路地で、「たい焼き準備中」みたいな札もでていたので、少々不安になりながらも、こんにちはーって中へ入ったら、一匹からでも快く焼いてくれました!
東京の一丁焼きのたい焼き御三家(麻布十番の浪花家総本店、四谷のわかば、人形町の柳家)の話などして、東京へ帰ったら四谷のわかばへ行ってみるといいよ、うちのうまさがさらにわかるから、なんて話をしたり。
外の皮が薄くパリパリで、中はもちもちしていてあんこたっぷりでおいしかった。食べ終わって、おっちゃんに、少々無茶振りかなと思いつつ、このへんでおいしいもの食べられるお店あったら教えてもらませんか、って聞いたら、うーん、って少し考えて、あ!!って教えてくれたのが、奄美大島のおもてなし料理を出してくれる鶏飯食堂 HABUS。その場で電話して確認して、行ってきました。
ごはんの上に、鶏肉や椎茸やアオサや錦糸たまご、葱、パパイヤの漬物、奄美の蜜柑の皮の粉を乗せて、鶏のスープをかけていただきました。おいしかったー。ソーシャルひとり旅、バンザイ!
今日HABUSのオニーサンが言ってた新薬師寺の十二神将。ふおお…かっこええ…薬師如来の周りをぐるっと守ってる!
5日目の写真 on Flickr
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Yuko Honda Morita (yukop) : yukop.com
飯能→東京→シリコンバレー。夫と猫2匹と暮らしてます。作ったり学んだり踊ったりするのが好き。
Born in Japan, living in California with my husband and two cats. "A bit of a geek and a bit of a geek fan and a bit of an artist." ->
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