Stranger in Wonderland

渡米して2ヶ月経過し、3ヶ月め。買物や外食は問題ないし、病院の予約も電話でできたし、いろんな事務手続きもちゃんとできたし運転免許もとった。カタコトレベルでなんとか生きていけてしまっていて、ものすごく危機感をおぼえる。「生活するのにそんなに不自由しない」英語力と、「働ける」英語力ってぜんぜん違うんだなー、というのが最初に感じた壁。客として要望を伝えるのと、フリースタイル雑談もぜんぜん違う。アリアハンとゾーマの城くらい違う。言いたいこと言えないのつらい!

というわけで3月の下旬からアダルトスクールの ESL クラスに週2回通いはじめた。今学期は約2ヶ月間。他にもいろいろちょっとずつ手を出してるので、続けるために書いておこう。ちゃんとやってる順に書いていきます。勉強にこれだけ時間を割ける時期が再び来るなんて思ってもなかったし貴重なので、ありがたくがんばる。

学校

今学期は5月の終わりまで。

  • Advanced ESL Writing and Grammar(120分/週2回) 

「動名詞」とか「不定詞」とかのテーマに沿った練習問題を、時にはグループワークで時には宿題で解いたり、ある程度まとまった文章を読んで、Topic と Main Idea が何かを話しあったり、エッセイを書く練習をしたり。 文法用語を英語で何ていうのかあやふやなので、先生に質問するときに文法用語交えてる人たちを見ると、へーみんなよく知ってるなーと感心する。present perfect(現在完了)とか passive voice(受動態)とかね。高校で英語の成績良かった気がするけど、衰えっぷりすごい。午前中のクラスで、オールガールズ。たぶんみんな主婦。

  • Idioms and Conversation(120分/週2回) 

テーマに沿ったイディオムを10個くらい紹介して、まずはそのテーマについて2-3人で質問しあって答えたりで話し合う。このときできたらイディオムを使う。習ったイディオムを盛り込んだダイアログを作ったり、練習問題を解いたり。あとは自己紹介を毎回2人ずつくらい順番にやってる。 夕方のクラスなので仕事してる人も主婦も3ヶ月限定で英語の勉強しに来てる人も、国籍もこっちのほうが多様で、おもしろい。いろんなアクセントの英語に慣れることもできる。

単語

  • iKnow!(30分/毎日)

1日30分。TOEFL 基礎、TOEFL リーディング、など。TOEFL リーディングは知らない単語ばっかりだけど、学校のリーディング教材に出てくる単語がけっこうあって、役に立つ。

スピーキング

  • 瞬間英作文(15分/できるだけ毎日)   

アルクの「究極の英語スピーキング」中1レベル〜中3レベルまで、3冊組。家にあったので。中1を3周くらい終えたので、いま中2レベル。易しいと思いきやけっこう詰まる。手応えある。1日15分目標。

映像コンテンツ

  • 映画をくり返し見る(週3回)   

ひとつの映画をくり返し見る。1回めは英語字幕あり、2回めは字幕なし、それをくり返す。いまは Frozen を見てる。30分くらいずつで区切って、気になるセリフが出てきたらメモして、Spreadsheet にためていってる。8ちゃん相手に覚えたセリフを使ったり、車の中でサントラに合わせて歌ったり。あとミュージカルだと歌でおぼえられるからうれしい。 英語の勉強の中でいちばん楽しいのがこれ。

Frozen 終わったら何見ようかなー。ディズニーはわかりやすくてよいし、歌もあるから Enchanted(魔法にかけられて)とか良さそう。実写アニメ融合の自作パロディでけっこう好きだった記憶。ミュージカルだと Audrey Hepburn の Funny Face(パリの恋人)も大好き。Napoleon Dynamite はさえないオタク高校生の話なんだけど最後のダンスシーンがいきなり超格好良くて、好きすぎて何度も見たのでこれもよいかも。

そういえばソーシャル・ネットワークは字幕ありで見てもしんどかった。早口すぎる。あと Betas っていうスタートアップドラマも2話まで見たけど早口すぎる。意外とグロテスクな表現があったりでちょっとウエッてなったので続きは見ないかもしれない。

  • TVシリーズ(週3回)   

Dance Academy を見てる。Netflix で。シドニーのダンス学校が舞台で15歳の女の子が主人公。こちらも気になるセリフが出てきたらメモして、巻き戻して見て確認してる。ティーンズみたいな喋りになりそうだけど、いまは気にしない。続きが気になるのでつい次を見てしまい、くり返し見てないw Season 1 終わったら字幕なしで見直そうかなあ。

New Girl も見てる。Netflix で。ニューヨークが舞台で、なぜか男子3人とルームシェアすることになった失恋したてのキテレツな女子(職業は学校の先生だけど仕事中の様子は一切出てこない)が主人公。ものすごくくだらないけど、えげつなさは比較的低い気がするので今のところ楽しく見ている。しかしアメリカの Sitcom って下ネタ多いよね。SATC はこんなセリフ覚えて大丈夫なのかなって不安になるくらいだったし、フレンズのプロデューサーの新しいフレンズ Friends With Better Lives もやっぱりけっこう下ネタだらけ。おもしろいんだけども。それがアメリカの日常ってことなのか。

映画やTVに出てくるセリフをおぼえて使うことにすると、選ぶ作品によって自分のキャラクターが決まっていきそうな気もする。

リスニング…というか聞き流し

  • Podcast

移動中の車内や料理中などに聞いてるけどいまのところほぼ聞き流し。単語も文章も聞き取れるので断片的にはなんとなくわかるけど、全体の文脈がなかなかつかめない。

Accidental Tech Podcast はニューヨークの3人のギークがテクノロジーとアップルについて語る Podcast、早口の会話で何言ってるかよくわからない。最初に聞いたエピソードは自主規制のピー音だらけだった。

FREAKONOMICS RADIO は『ヤバい経済学』として日本語訳も出てる FREAKONOICS っていう本を書いた教授がいろんなことの裏側を探って語る Podcast、1エピソードが30分くらいでちょうど良い。メインの人がひとりでインタビューがはさまる。こっちはすごく聴きやすい。このふたつは 8ちゃんが聴いてたのでまねしてる。

The Talk Show は、テクノロジーとアップルと映画とウェブについて語る Podcast で、この記事で Tonx の cofounder の Tony Konecny と Nik Bauman がコーヒー豆を一日中袋に詰めながら聴いてた、とあったのでまねしてる。これも会話だけど、ATP より喋りがゆっくりなのでこっちのほうが好き。なんか微妙な間とかあって、それがまた良い。

This American Life これも Tonx のふたりが聴いてたって言ってた。Podcast アプリ(Pocket Casts)で Popular の1つめに来てる。

リーディング

これがいちばん苦手かも。ついついいちばん後回しになってるし、すぐ飽きちゃって長い文章読めない。

  • 記事読み(1記事/できるだけ毎日)   

Feedly で見出しを眺めて、読みたいやつを Instapaper につっこんでおき、ページネーション機能オンにして読む。ページに分かれていれば長い文章もいくらかがんばれる。1日2-3個読みたいけどできてない。

  • 読書   

英語の読書は何度かチャレンジするも途中で挫折して、いままでに読みきったのは The Hunger Games のみ。小説じゃないノンフィクションとか、もうぜんぜんだめ。ハラハラするお話がいいのかなあ。ヤングアダルト向けの本ならどうかなと思って図書館で、”The Summer I learned to fly” という本を Kindle 版 で1冊借りてみた。さっき2−3ページ読んでみたけどとてつもなく眠くなって昼寝してしまった…ああ…。

ライティング

学校の宿題以外でライティングと呼べるようなことしてないな。ソーシャルメディア活動は日英併記ポストにする、と決めたけど、崩れつつある。Lang-8 は登録だけしたけど何もしてない。

発音

これもいまは何もしてない。東京でしばらくレッスンに通っててすごくよかったので、そのうち何かやりたい。よかった点は、発音が自信をなくす原因にはならなくなることと、リスニング能力に良い影響があったこと。どうリエゾンするのか、とか、はっきり発音されない音について、発音する側として学んだので、聞く時にもそれが役に立つ。

その他

Coursera で何かコースをとりたいのだけど、続くかなー。去年やりかけて挫折した経験あり。

いろんな角度からの勉強をちょっとずつすると良いよって言われてしばらくそうしてみてるけど、確かによい気がする。それぞれ1コマ15分〜60分など飽きない長さにできるし、単語の勉強でやった単語が学校で出てきたりドラマに出てきた表現が瞬間英作文にも出てきたり、同じことが別のところで出てくると記憶に定着しやすい。

複数人での雑談レベルにはまだまだ遠いなあ……。勉強計画、1ヶ月ごととか定期的に見直そうかな。

1,2,3

Boardwalk

免許取って車買ったら、どこか近場にドライブに行こうと決めていました。車のディーラーの兄さんが「Santa Cruz とか最高だよー。海辺でのんびりしてて、素敵なレストランがいっぱいあるよ。このへんからなら45分くらいでいけるよ。あとビーチだと Carmel もいいね」といってたし、ESL の文法の先生も、「Santa Cruz には Wooden Roller Coaster があるわよ。わたしはそれよりもっとゆっくり動く平和な乗り物が好きだけど。高いところからビーチを見渡せて素敵よ〜」といってたし、行ってみたい!というわけで8ちゃんと行ってきた。

Santa Cruz Beach Boardwalk というのが、遊園地みたいなところらしい。ライドの営業時間が11時から、となっていたので10時くらいに出発。17号線をひたすらくねくねゆく。というか峠だなこれ。行きは大きな危険物搭載車がすごくゆっくり走っていた後ろについてしまい脱出するまでけっこうハラハラだった。ドライブ用のプレイリスト用意してきたので歌いながらゆく。

10時50分頃到着したら、駐車場はまだぜんぜん空いてる。1日12ドル。すでにライドに乗って叫んでるひとたちがいる。きゃー。たのしそうー。お天気にも恵まれ、これぞカリフォルニアのバケーションて感じだ。ビーチにある遊園地って映画の中でしか見たことなかったよ。アメリカっぽいー(てきとう)。

wodden roller coaster

チケットを買って、まずは平和なリフトに乗る。一日乗り放題券もあるし、個別チケットもあって、だいたいひとつの乗り物につき $4 前後。車降りるときにサンダルに履きかえてきた(ビーチ対策に)けど落ちそうだよね、脱いだほうがいいのかな、とか思ってたら余裕でビーチサンダルで乗ってる人もいる。意外と落とさないものなのかな。

11時半すぎたので、浜辺を歩いて波打ち際で裸足になったりしながら、桟橋のレストランへ向かう。Maps と Yelp で見た Woodies ってところに入る。Today’s Special のクラムチャウダー + Half crab toast にする。どっちもクリーム系で似た感じだったけどおいしい。窓際の席がひとつあいてた。眺め良い。

clam chowder

食べ終わって桟橋の端っこまで行ってみる。さっき浜辺でなんかアシカっぽい声するなーと思ってたけど、本当にアシカがいた。人々が上から覗いてる。

Sea Lion

Choco Mint

遊園地方面に戻りながらチョコミントアイスを食べ、ブランコ状のぐるぐる回る乗り物に乗り、車の後部座席を倒して寝心地を試したりする。ベッドが来るまでの間使ってた Sleeping Pad は車の中に置いとくのがよいな。

45分間の運転の前に眠気を吹き飛ばすためにコーヒー飲みたくて、ダウンタウンへ。思ったよりも栄えてるしなんかおしゃれ!なんとなく軽井沢っぽい。 VERVELulu Carpenters がダウンタウンの端っこにある 2大おしゃれコーヒーショップっぽいかんじ。 どっちにしようかなーと思ってたんだけど、そのすぐそばに Jamba Juice があり、喉がすごく乾いていてのとヘルシーっぽさに惹かれて、こめかみをキンキンさせながらスムージー飲んだ。

帰りのほうがあっという間でした。Santa Cruz 良いところだったな〜。

Lulu

VERVE

VERVE といったら Bittersweet Symphony を思い出してしまうのだけど、なんという青さだろう。嗚呼90年代。

Lesson 3-16 My first visit to the hospital / 病院を偵察してきた

病院は元気なうちに一度行っておいたほうがいいよ、というアドバイスを友人にもらい、たしかに弱ってるときにはじめて行くとなると、どういうシステムかもよくわからないし英語だし症状を伝えるのだっておぼつかないだろうし、そりゃあしんどそうだ。というわけで、まあ適当な検診を受けておこうかな、と思い立つ。

えーと予約ってどうするんだろう、と近くの総合病院のサイトを見たら、オンラインサービスというのがあったので、お!これサインアップしたら予約とかもオンラインでできるのかしら?と試してみたら、オンラインサービスへのオンラインでの登録が Currently Unavailable でできなくて、じゃあ PDF に必要事項を記入してプリントアウトしてサインした紙を FAX しようと FedEx Officeにいったけど line が busy で、番号間違ってるんじゃなかろうか、ていうかもう病院すぐそこだし直接行って聞くべ。と思って、行ってきました、先日。

駐車場はすごく広いのにけっこういっぱいで、車を停めて2階の玄関から入り、どこがなにやらさっぱりわからないのでインフォメーションカウンターのマダムに、申込用紙を見せながら、「新患登録をしたいのですが、この申込用紙が FAX で送れませんでした。ここははじめてなのでどうしたらよいですか」と聞いてみる。「そこの角を曲がったところにファイナンシャルサービスがあるのでそこへいってみて」というわけで角を曲がる。

ファイナンシャルサービスの人に挨拶して、またもや申込用紙を見せながら同じことを繰り返すと、「その紙は患者の人用のオンラインサービスの申込みだから別よ。新しく登録したいの?Photo ID 見せて」というわけで、EAD カードを見せ、住所と電話番号は紙に書いて渡す。これで登録してくれたらしく、IDらしき番号とバーコードがついたシールみたいなのをもらった。あとは予約を取りたい科へ行けばいいらしい。

めあての科へ行って、希望の先生を伝えたら、いまは新患を受け付けていないらしい。おおおおーう、がっくし。まあでもエマージェンシーでもないので、どの先生がよいか評判とか調べたりして、出直すことにします。

Author

Yuko Honda Morita (yukop) : yukop.com
飯能→東京→シリコンバレー。夫と猫2匹と暮らしてます。作ったり学んだり踊ったりするのが好き。
Born in Japan, living in California with my husband and two cats. "A bit of a geek and a bit of a geek fan and a bit of an artist." ->

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