Stranger in Wonderland

2013年のSF Bay Area珍道中プロローグ

Geeklatte-cho

12末で仕事の契約が終了し、無職中に旅に出ようかな、って思ってたところ、アメリカにいる弟のところに姪っ子ちゃんが生まれたり、geeklatte作りにオフィスに遊びにおいでよというお誘いがいくつかあったりしたので、San Francisco Bay Areaに行くことにしました。ぜんぶで15日間。英語修行とgeeklatteプロモーションツアー。

2012年2月にも同じ時期に同僚の旅行に便乗して、初日からフライトミスってチケット買い直したり、フリーウェイでガス欠してロードサービスのおっちゃんが来るまで待ったり、Appleのカフェでごはん食べたり、はじめてアメリカで運転して101で道の真ん中を走ったり、YouTubeオフィスで朝ごはん食べてすべり台をすべったり、SFオフィスのマネージャーに会ってあいさつしたり、友人宅で元同僚たちとあつまって近況報告したり、Mountain Viewオフィスでごはん食べて弟に「こんなにミーハーだと思わなかった」と言われたり、とだいぶ珍道中ぎみだったのですがブログなどで記録を残してなかったのでいまざっと振り返りました。そして、今年も珍道中ふたたびです。

今年は同じ時期にぐうぜん、友人のMakiちゃんもベイエリアに旅することになり、お互いの予定に便乗したりされたりしつつちょこちょこと一緒に行動してました。ひとり旅も好きだけど、ごはんのときは誰か一緒だったらいいのになーっていつも思うので、基本は別々だけどときどき道連れ、というスタイルはちょうど良かった。(これは2012年2月のNaokoさんとの旅行もそうだったし、2011-12の京都奈良岡山もそうだった。ひとりで出発して、合流して、別れて、また合流してさらに増えて、帰りはひとり。というドラクエスタイルの旅)

Makiちゃんの旅日記は、マシンガントーク・ドット・ネットにて。

時系列に出来事を書いても長いし退屈になりそうなので、Lessons Learned的なことを主に記しておこうと思います。でもどうでもいい感想とかも書きます。そして書いたらやっぱり長くて退屈になってしまった。SF編(これ)、Palo Alto編、SeattleからSF編、の3部作でお届けします!

2月11日(月・祝)

ヒコーキ内コンテンツの準備も忘れずに

去年はトラベルコちゃんで羽田発の格安航空券を買ったのですが、深夜0:30発で日にちを間違えて結局振り替えも払い戻しもできず、新たに買い直すという失敗をしたため、今回も格安航空券ではあるものの昼間の成田発直行にしました。懲りもせずデルタ。プラス4,600円で優先席というのにアップグレードできたので、目の前が壁の席(座りながらもストレッチ可能)でだいぶ快適でした。旅チェックリストはTrelloで完璧!のつもりだったのにヒコーキ内コンテンツを用意しそびれたので、Nexus 7に入ってた読み物は1時間くらいで読みおわってしまい、紙の本を読もうとしては寝落ちを繰り返してるうちに到着しました。

PSTで9時半過ぎ、SFO着。空港で、今回主に泊めてもらう友人であるももさんに連絡しようと思ってWiFiつながったと思いきや、ブラウザでなんかはい、はい、って進まないとつながらないのを忘れてた。

T-MobileでSIMを買ってプリペイドプランを契約したよ

T-Mobile

今日のミッションはこれ。
1. BARTでPowell St駅まで行く 2. T-MobileでSIMゲットしてプリペイドプランを契約する 3. SIMフリーNexus Sに入れて使う

15日間の旅行中に通話とデータ通信したい、って言ったら$50のMonthly 4GでTalk, Text and WebがUnlimitedというのをすすめられた。日毎の契約だと$2, $3っていうのがあって3Gなら$3、これを15日間使うとすると 3x15=45 なんだけどこれだとSIMの料金が別途$10かかって $55になるらしく、そんなら$50のMonthlyかー、とそれで契約。わーい!開通!

T-Mobile : Monthly 4G plans あとからみたら、$30のUnlimited Web, Text and 100min Talkがあって、こっちでもよかったかも。店頭でもっと安いプランないですか?と聞いたらあるけどおすすめしない的なかんじで深く追求しなかった…。

T-Mobile : Prepaid - Pay by the Day plans
こっちが日毎の。

ちなみにPowell St駅近くだとWestfieldのL2にもありました。T-Mobileの屋台みたいなのが。

おひるねしたので時差ボケ知らず

再びBARTでももさんちのあるEasy BayのW駅まで行きお迎えに来てもらい、お昼にはやさしいものを、ということで旦那さん(以下だださん)が前日に作ったスープ(メキシコっぽいスープ、ひよこ豆とかにんにくとか緑色のペーストとかが入ってて、三角形のチップスとレタスを入れて食べる。おいしい。詳細はもう忘れた…)をいただき、2時間ほどおひるね。至福。夕方また起きて、3日後に3歳を迎える天使のようなプリンセスと遊んで、夜ごはん食べて平和におやすみなさい。時差ボケこわくない!

2月12日(火)

アメリカの道路の略称

朝、6時半に目が覚めた。良い調子。今回、朝走れる日は走ろうと思ってVibram Five Fingersを持ってきたのです。おうちの周辺、よくわからないけど地図を見ながらぐるぐる走ってみた。このあたり急な坂道や行き止まりやぐるっと回った道だらけで迷路のようです。攻略しがいある。山の向こうから日が昇るのが見えたりして、すがすがしい!

なんちゃらCT=Courtは行き止まりの道、なんちゃらCRES=Crescentは三日月型の道。ここにいろいろ略称のってる。USPS - Official-Abbreviations

Alcatrazの予習映画

シャワー浴びて朝ごはん食べて駅まで送ってもらい、アルカトラズクルーズへ。 もともと特に行くつもりなかったんだけど、サンフランシスコで観光っていったらアルカトラズくらいだよ!(キリッとかおすすめされたりしたり、行ったという知人たちがおもしろかったと言ってたので、行ってみようかなーということで事前に映画見て予習してきたのでした。

昨日アルカトラズクルーズのサイトからオンライン予約をしておいたので、Ticket officeでorder noを見せるのだけどすぐに見つからずもたもたしてたらクレジットカードで照会してくれた。よかった。無事ゲット。 10時半出発の便なので、10時10分から並んで、といわれたのでそれまで隣のショップでコーヒーを飲む。スモールがでかい。 並んでる間に強制的に記念写真を撮られる(あとで高い値段で売りつけるアレ)のだけど、ひとりでおとなしく写るのもなんか気恥ずかしいのでテンション高くポーズつけてやった。買わないけど。

Alcatraz見学

ゴゴゴゴゴ…

Alcatraz Cruise

Alcatrazへは船で10分くらい。ついて船からあがってく道が映画で何度も見てたあの道なので、ここですでに、ふおお…!ってなる。 レンジャーの人の施設見学の段取りを聞いて、まずはTheaterへ。 Alcatrazの歴史。サンフランシスコの発祥、ゴールドラッシュがあって栄え、その頃は軍事施設として何とかベイと何とかベイとAlcatrazが重要な守りの拠点だった。その後、軍のprisonとなり、そのあとgangstar時代が来て凶悪犯を収容するためのfederal prisonとなったらしい。老朽化とコストカットのため1963年3月21日に閉鎖され、そのあとはインディアンの独立運動グループが占拠したりして、いまは国立公園として観光地になっている、というビデオを観る。

このあとメインの建物へ。Audio guideは英語のを借りた。日本語のもあったんだけど、英語修行の旅だしね。順番に、B, C Blockや、Broadway, Cut off, D Block, Play yard, Dining などを巡っていくのだけど、歴史を織り交ぜつつ詳しく説明してくれてわかりやすくおもしろい。Escape from Alcatraz(実話) の脱出経路の図解とか、cellの壁に掘った穴とかここを通ったんだよーっていう場所がガラス張りになってて見えたり、ダミーヘッドもあった。

View from Alcatraz

見て!この、近くて遠いサンフランシスコの街並み。

View from Alcatraz

C Blockのサンフランシスコ側のcellは日当たりも良くて風も入ってきたりするらしい。2階と3階のcellは特に、窓から海の向こうにサンフランシスコの街並みが見えるオーシャンビューかつシティビューだし環境としてはすごくよい。これはたまらんよなあ…。

Diningがいちばん危険な場所だったらしい。数百人のinmatesたちがナイフやフォークを持つ場だし、調理場には刃物がたくさんあるから。刃物かけは、シルエットで繰り抜かれていてどれがいま使用中かわかるようにしてあったらしい。 guardsの家族たちは、すぐそこに凶悪犯たちが詰まったprisonがあるなんてふだんは意識せずにけっこう平和に暮らしてたみたい。島としてはのどかだし、変わった植物や水鳥なんかもいて、学校には船で通えるし、住むにはなかなかよい環境だったそう、Devil’s Islandというわりにはね。

いちばん印象的だったのは、AlcatrazからみるSan Franciscoの眺め。すっごくキラキラして見えるんだよ。坂道をケーブルカーや車が行き来するのが光って見えるし、こんなに近いのに、すごく遠い、っていう、憧れと妬みで引き裂かれるようなこの状況すごいなと。脱出願望も高まるわけだよね。

堪能して、13時10分の船で現実世界に戻る。

ふつうのIn-n-outおいしかった

muniのFラインでJefferson StのIn-n-out Burgerへ。去年来たときに、みんなIn-n-out好きだよねーって聞いて行ってみたかったけど機会がなかったので、今回はぜひと思っていたのです。調理場の様子がよく見えるんだけど、なんか陽気なアメリカン調理場ってかんじ。肉が肉々しくてジューシーでおいしかったーーー!すごく混んでた。Animal Styleとかの裏メニュー的なのは知らなかったので、今度来たら挑戦したい。

In-n-out

それから近くをぶらぶらして、Russian Treasureっていうお店に釘付けになり、ハローって入って行ったらロシアン貴婦人がすごく情熱的にマトリョーシカの説明をしてくれた。おもわず母へのおみやげを買い、またFラインでEmbarcaderoへ。

コーヒー屋さん英会話入門

Embarcadero駅のすぐ近くのPeet’s Coffeeで一服。あわよくばGuerilla Geeklatteしようかなと思ってたので描きかけたけどうまくいかなかった。カウンターの上にコーヒーを焙煎する網みたいなのが乗っていてそれに鍵がついてて、なんだろーと思ってたらお手洗いの鍵だったらしい。

今日一日ひとりで出歩いてみて、英語だめだなあと感じた。音声ガイドみたいな用意されてる英語はわりと聞き取れるけど、レジのひとに何聞かれてるのか、半分くらい聞き返さないと聞き取れない。ので聞き返しまくってる。とりあえずコーヒー屋さんでは自分の名前とミルクの種類がだいじだということを学んだ。

慣れない環境で料理するときは慎重に

pizza

17時半くらいにW駅着。迎えに来てもらって、このあいだ粉の会でピザを作ったらすごくおいしかったんですよーという話をしたら、じゃあ今日はピザにしようか!ということでTrader Joe’sでチーズや捏ね済みのdough(そんなのあるのね)などを買って帰宅。

プリンセスとブロックや風船で遊んでいる間に、ももさんが本格的に風邪でダウンしてしまい、プリンセスと一緒にピザを作りました。我を忘れて打ち粉をしまくるプリンセス。そそそそんなに粉いらないのよ?くっつかないようにするためにちょっとだけでいいのよ?しかし、ピッツァビアンカにオリーブオイルと塩を振るのを忘れたり焼き具合がイマイチだったりで、うまくいかずしょんぼり。
「これは…なんか違うね」とだださん。ううう、ほんとうにごめんなさい。こんなときこそお役に立ちたかったけど叶わず。慣れない場所で料理するときはレシピを見るべき。という教訓を得て今日は早寝。

2月13日(水)

ドーナツかくあるべし

祝、ももさん復活!朝プリンセスを学校に送っていったあと、W駅の隣のL駅まで送ってもらい、地元のドーナツ屋さんに連れて行ってもらう。容赦なく甘いドーナツと、薄くて熱いコーヒー!アメリカっぽいー!シュガーグレーズドのオーソドックスなドーナツ、おいしい。ツイン・ピークスでのクーパー捜査官のあの台詞を心のなかでつぶやく。

2月のサンフランシスコにおける人々の服装

同じ車両にコート着てるひともいるし半袖Tシャツのひともいるけど、どっちかというと思ったより寒いです。サンフランシスコ。去年は長袖シャツorロンTに薄いコートで十分だった気がするんだけど気のせいだろうか。今年はその間にパーカーを着て首にはダブルガーゼのストールを巻き手袋もしてる。でも昼間はノースリーブのミニワンピのおねえさんとかもいるからすごい。この季節感のなさ!

Dolores Park

Dolores Park

さて今日は遠い昔の元同僚でありつつ前職でも入れ違いというK子すんと会う約束をしてるので、Dolores Parkへ。16th St Missionで降りたら街の雰囲気が違ってちょっと緊張する。Monk’s Kettleっていうお店の前に行列ができていて、あとできいたところによるとハンバーガーとビアのお店で、みんなランチ目当てで並んでたみたい(並んでる人に聞けばよかったのに、と言われて、そうか、と思った。次は聞いてみよう)。

公園の中の遊具があるあたりで合流。たぶん10年くらいぶり!K子すんとこにも3歳のプリンセスがいて、こんにちは、って挨拶したけど恥ずかしがって隠れたりしてかわいい。K子すんがお弁当をつくってきてくれたので、芝生の上でピクニックした。大小様々な犬が駆け回ってて、斑模様のチワワみたいな小さいのと黒い毛の長い犬が何度もやってきた。

Pincic at Dolores Park

Fourbarrel Coffee

Fourbarrelでお茶。Third Wave Coffeeと言われてるコーヒー屋さんのうちのひとつらしい。入って横のあたりにハンドドリップのカウンターらしき場所、中央はエスプレッソマシンがあってラテとか作ってくれる大きなカウンター、そして奥には焙煎機がある、広い空間。かっこいい。プリンセスはだいぶ慣れてきてのびのびしてきて、お絵かきなどして遊んだ。旅に出ると、10年来とかなのに、なんだか自然に会えるのがたのしい。ほんとに声とか喋り方とか変わってなくて懐かしかった。またどこかでね!

Fourbarrel

GeeklatteつながりでLookout Inc訪問

さて。今日のミッション。
TwitterでわたしのGeeklatteを見て、リクエストをくれた人がいたのです。@rallatさんです。うちの会社のロゴ作ってくれる?ってことで作ったらすごく喜んでくれて、SFに来るときはオフィスに遊びにおいでよ、と言ってくれてたので、本当に来ました。

Nice to meet you finally in person! と挨拶し、オフィス見学させてもらいました。26階の眺めがすばらしい、すてきオフィスです。デスクも立ったり座ったり自由な感じで快適そう。「ラテの人来たよー」ってチームメイトに紹介してもらい、ひとしきり挨拶して仕事的自己紹介など。

Geeklatte本を持って行って見せたらすごく盛り上がって、出版して売ればいいじゃん!とか言ってくれて、作ってきてよかったなあと心から思いました。Geeklatte名刺も作ったのにももさんちに置いてきてしまい、名刺忘れちゃったから代わりにこれ、ってResumeを渡してきた。ビアサーバーはあるけどエスプレッソマシンはなかった。あったら実演したかったのだけど残念。@rallatにひととおりオフィスツアーしてもらって、またね!

Lookout

アメリカの肉売場

17時ごろ電車乗って帰宅。またもやお迎えに来てもらい、肉のおいしいスーパーに寄って肉売場を堪能した。牛肉、仔牛、羊、仔羊、豚、鶏、いろんな鶏、で、しかもかたまりが巨大。さすが肉の国だ。分厚い牛肉(名前忘れた)を買って帰って、フライパンで焦げ目をつけたあとオーブンで焼いてもらったのをいただきました。肉、おいしいー!日本で食べる牛肉よりも、意外とたくさんぺろっと平らげられてしまう。

meat

2月14日(木)

おでかけ前

午前中はおうちで留守番中にソファでまくぶくでシアトルの宿を探してたら、今日で3歳になるルー語のプリンセスが隣にくっついてきて「ほっぺ」といいながらほっぺをぺたぺた触ってくるので萌え死にしそうでした。あなたのほっぺの方が何百倍もすてきよ!

Twitterオフィス訪問

WestfieldのL1でMakiちゃんと合流して、BARTのCivic Center/UN Plazaで降りてTwitterオフィスのある建物の前までてくてく歩く。このへんはちょっと治安の良くないエリアと聞いていたけどそんなかんじ。建物の1階にあるWalgreensをウロウロしてMakiちゃんのおともだちの@drikinさんを待つ。無事合流して、オフィスビルの受付で行き先を告げると、IDが必要とのこと。パスポートのコピーを出したら、本当はコピーじゃダメなのよ、とか言われたけどまあ大丈夫だった。SIM買うときもLookoutオフィスでも特にID必要なかったから携帯してなかったわー。持ってたほうがいいのかもね。

Twitter Lunch

屋上庭園の芝生を横切ったとこにあるソファで工事中のビルを眺めながらランチをごちそうになりました。大きいプレートにサラダっぽいのばかり取ってる様に見えるのは、ガラスのボウルに入ったタコライスがけっこうボリューミーだったため。肉っぽいメニューも沢山あったよ。ミートローフが最後まで気になったのだけど、一切れがあまりに巨大だったのであきらめました。オフィス内のサインに@とか#とかついてたり鳥モチーフのものがそこここにありすごくTwitterっぽかった!

Twitter

狙ってないのに決まりすぎのフォーメーションなんなの。@tksoishiさん、@niwさん、@hontenさん、@drikinさん、ありがとございました!

@drikinさんによる、美しい写真満載の詳しいTwitter新社屋レポートもあわせてどうぞ。

Sightglass Coffee

それからdrikinカーに乗せてもらい、Sightglass Coffeeへ。ここもThird Waveコーヒー屋さんらしい。@miyagawaと待ち合わせで、着いてまーす、2階にいるよーってtextしても返事ないけどInstagram見たらチェックインしてて吹き抜けから覗いたら、いた。みやんも昨日会ったK子すんと同じ大昔の元同僚です。たぶん8年くらいぶり!変わってないしお肌つやつやだ。みやんのhahahahahaっていう笑い方なつかしかった。
「学校では教えてくれないエンジニアリング英語」の続編を強く希望しておいた!あとみやんのWork Cafesを教えてもらった。Ritualにも行ってみたかったけどまた次回。

@miyagawa

なぜか柿の種わさび味で乾杯、みたいな写真。

Zeke’s Sports Bar & Grill

さて、夜はCalifornia Academy of Sciencesの夜イベント、NightLife at the Academyに行こうぜー、SF Beer Weekのイベントもあるらしいし!と思ってたんだけど、Makiちゃんの泊まってるホテルの部屋でだらだら充電などしてたらめんどくさくなってきて「いまからあの左上の緑のとこに行く気しない」「まあそうねー」さて、どこ行こっか。あ!じゃあさじゃあさ!行きたいとこある!というわけで、Zeke’s Sports Bar & Grillへ。

1末にGitHub創設者が語るイベントで聞いたのだけど、co-foundersのPJとChrisがここでmojombo先生に出会ってGitHubのアイデアが生まれた伝説のバーがここらしい。ここから歩いて15分くらいだし道は3rd St一本だし、行くしかないよね!ついでに帰りにGitHubオフィスの建物みにいこうぜ。 その講演の話はここに(わたしのじゃなく@sada_hのブログだけどね!)→GitHub創設者が語る”立ち上げから利用者300万人までの軌跡” に行ってきた。

と半ば強引にZeke’sに連れてったのでした。わたしの勝手なイメージでは夜な夜なギークたちが熱く語り合ってる場所だと思ってたけどお店に入ったらお客さんわたしたち以外誰もいなかったー!わあー!すごく、場末っぽい。なんかバーガーとか書いてあったけどサンドイッチみたいな、でも肉はとてもおいしい何かと、ビールは銘柄見たことないのばっかりでよくわからないので適当に注文し、薄暗い店の片隅で「場末っぽいわー」「アメリカっぽいわー」「芋すごいな」とかいいながら食べたのでした。気楽でよかった。お店の人がやさしかった。

Zekes exterior

Zekes interior

帰りにGitHubオフィスの前を通った。ここ、もとSix Apartが入ってた建物らしいよ。

今日は花束抱えて歩く男性をちらほら見かけたよ。わたしの生まれ育った国とは別の文化の国だなと、草の根的にしみじみする。同じ日にお互い贈りあう方が個人的には好きだなって毎年思ってるなー。

2月15日(金)

Napaへ行ってきたよ。

はじめてのレンタカーとガソリンスタンド(自分で)

レンタカーはW駅近くお店でオンライン予約してあったので、予定の時間に借りに行きました。日本の運転免許と国際免許証を提示して何やら答えて、傷のチェックなどして、出発。ガソリンがちょっとしか入ってないので自分で入れる必要があるけどその前に10時くらいに駅でMakiちゃんを拾う。それから近くのガソリンスタンドに、ももさんカー先導で連れて行ってもらい、ガスの入れ方教えてもらいつつなんとか準備完了。何ドル分いれるか指定して、ノズルをセットしてガチョンってして、終わったらおじさんとこに、どの機械か伝えてお金払う。ももさんにはレンタカー屋さんでもたすけてもらったし、サングラスと日焼け止めまで借りてありがたや!

ランチとワイナリーツアーは事前予約するのが吉

Makiちゃんによる不可解な音声ナビで1時間くらいドライブしてYountvilleに到着。ラブリーなお天気で気持よくてしあわせ。Bouchonのランチはどれもおいしかった。特にトラウトのポワレ。見た目地味なんだけど味はパラダイスでした。 それから近くのDomaine Chandonを見学したらもう4時で、レンタカー屋さんに18時に戻る必要があるのでなんだかあっという間でした。

これは事前に調べて、しかも日帰りならもっと朝早くに出ないとだわ。Winery Tour とか Tasting は、人気があるところは平日でも予約いっぱいだったりするので、お目当てを決めて事前予約するのが吉。 お弁当とコルク抜き持ってって、瓶買ってそのへんでピクニックとかもいいよ、ってももさんが言ってた。それもすてきだな。

Bouchon exterior

Bouchon oysters

Napa Downtownでワインのおみやげ

おみやげにワインを買いたかったのでNapaのダウンタウンのBackroomっていうお店に寄った。どこでワインが買えるのか全然わからなかったので適当に行ったらワイン買えなかったので、近くにあったinformationで教えてもらったよ。陽気なおじいちゃんおばあちゃんが親切にいろいろ教えてくれます。おすすめ。

渋滞注意

残り時間ギリギリだったので小走りに買い物を済ませて帰途に。途中12号線で2車線が1車線に合流する場所があり、その手前が渋滞に!ウワーン!確実に18時に間に合わないよー!と助手席を見るとMakiちゃん安らかにねとるwww タイムアップの瞬間を海を渡るあたりで孤独に迎え、心細い気持ちでとりあえずレンタカー屋さんに到着したのが18時17分。でもオフィスあいてて、普通に返せた。遅れてごめんね(・ω<)って言ってみたけどなんかぜんぜんへっちゃらでした。あと動かなかったGPSの分も引いてくれた。Nexus 7のナビゲーション機能がすばらしかったのでGPSぜんぜん要らなかったし結果オーライ。

Makiちゃんも一緒にももさんちでみんなで夜ごはん。ごぼうがとてもおいしかった。

2月16日(土)

YO GABBA GABBA!

今日も午前中はプリンセスとお留守番してた。iPad教育アプリの充実っぷりがすごいし、YO GABBA GABBA!っていうプリスクール向け教育番組がおもしろい。このくらいだと聞き取れて意味もわかるのでたのしいなー。

The Museum of Children’s Art

午後はプリンセスの3歳のバースディパーティに出席しました。会場はOaklandにあるMOCHA (The Museum of Children’s Art)だったのだけど、ここが本当に素晴らしく素敵な場所でした。

アートパーティってことで、こどもたちが、そこにある道具を使って好き勝手にお絵かきしたり粘土こねたり工作したりできる場所なのです。色とりどりの紙や袋や棒やスパンコールやモールや羽根やチェーンや編んで作ってあるフルーツなどなど材料は盛り沢山だし、もちろん道具も、ペンやハサミや糊やボンドからホットグルーガンまで!

最初は女子は全員お絵かき、男子は全員粘土、ときっぱり分かれて遊んでるのが興味深かった。そのうちごちゃまぜになってた。

大人でもだいぶわくわくするよ、これ。

mocha

mocha

Palo Alto編に続きます。

バルト9で映画『レ・ミゼラブル』を観た。
最初に東宝ミュージカルでレ・ミゼラブルを観たのは高校生のときだったかなあ。何度も観たし、原作も読んだし、CDも買って一緒に歌ってたし、そんなだったのでこの映画はとても楽しみにしていたのです。

舞台版のプロデューサーであるキャメロン・マッキントッシュが製作スタッフなだけあって、あのミュージカルを忠実に映画化していたし、キャスティングも完璧だった!しかもこれ、演技しながらの生歌なんだって。吹き替えでも別テイクでもなく!すごく強く感情の動きが伝わってきて、ほとんどずっと泣いてた。観終わってしばらく放心状態だった。
よかったところいっぱいありすぎて書ききれないけど、いま思いつくことを書いておく。

オープニングからもう、あぁあああぁぁレミゼだあああレミゼの音楽だあああ〜〜〜っていうだけでも鳥肌だったし、囚人たちが波をざっぱーんてかぶりながら船を曳く映像がすごくて、全身の毛穴が開いた。

アン・ハサウェイのフォンティーヌ、”I dreamed a dream” は鬼気迫るっていうくらいのすさまじい迫力だった。リトルコゼットがミュージカル版のポスターとかのビジュアル通りなのもすごい。

ヒュー・ジャックマンのジャン・バルジャン、演技も歌もすごくて司教様のシーンから心わしづかみにされた。いちばん好きだったのはリトルコゼットを引き取って馬車の中で歌うシーン。自分をすっかり信頼して「わたしのパパになって」って笑顔を向けてくれる小さな存在がどれだけ彼の心をあたためてくれることか!ああ、これが幸せなんだ…こんなに早く自分にも幸せがくるなんて。自分は正しい行いをしているって思ってる時にも、常に後ろめたさを抱えていなければならなかった彼が、最期に「ああ、自分は赦された」って思えたきっかけはマリウスだったんだなあ。ジャベールは彼にとって陰と陽、鏡みたいな存在だし、コゼットは目の中に入れても痛くない自分と離して考えることのできない存在だし、マリウスがはじめての完全な他人だったからなのかなあ。

ラッセル・クロウのジャベール、の葛藤にすごく心を打たれた。徒刑場生まれで両親ともに服役囚っていうの今まで知らなかったよ!その反動であんなに潔癖なまで法に忠誠を誓って、脱獄したジャン・バルジャンに執着するのか……。セーヌ川に身投げするところも、心から腑に落ちた。バリケードで助けられたときに静かに打ちのめされていて、それが潜伏してじわじわと蝕まれるように自分がずっと信じて拠り所にしてきたものが揺らいで迷いの中にいて、下水道から出てきたマリウス抱えたジャン・バルジャンに会ったときにはもう、決定的になってしまったんだろうなあ。
冒頭の「俺が正義だ!(ドーン!」みたいなシーンで塀の上のふちぎりぎりのところ歩いてて怖いなーって思ったんだけど、最後のセーヌの橋の欄干との対比が、もう、憎いです。

革命を夢見る学生たち。アンジョルラスは猪突猛進の暴走熱血イケメンっぷり(あとあの死に方…舞台とほぼ一緒!)がよかったし、マリウスのぼんぼんらしさ、夢見がちでちょっと気弱っぽいところもよかったし、ガブローシュの小生意気で背伸びしたいさかりのやんちゃ坊主なところもかわいすぎて、ああもう本当に素晴らしいキャスティング!

“On my own” はいうまでもなく、マリウスとコゼットがラブラブで悦びを歌う傍らでひっそりと孤独に歌うエポニーヌ。もうだめ、泣きっぱなし。サマンサ・バークスって舞台版にも出演してたのね。島田歌穂と顔の系統が一緒よね。群衆の中でも一目見てエポニーヌってわかったもの。

マダム・テナルディエがヘレナ・ボナム=カーターっていうのがハマりすぎで素晴らしい。この人しか居ないよね。サシャ・バロン・コーエンとのコンビ、ろくでもない小悪党っぷりはこの映画で唯一クスッとできる部分だったなー。

はやくDVDで、歌いながらおうちで観たい。
ぜいたくをいうならばフランス語でも観たい。あと、同じトム・フーパー監督の『英国王のスピーチ』も観たい。

キャメロン・マッキントッシュのインタビューがあったから貼っておきます。
「レ・ミゼラブル」仕掛け人の”感動の極意” | 東洋経済ONLINE

さくらの VPS で Jinja2 使いたい。のでインストールしようと思ったんだけど、そういえば setuptools も pip もまだ入れてなかったよー。 以下の手順で試してみたんだけど、うまくいかないよメモ。

1. Python 2.7.3 インストール

ドットインストール > さくらのVPSの基礎 > #20 ソースからPythonを入れてみよう

$ cd /tmp
$ wget http://python.org/ftp/python/2.7.3/Python-2.7.3.tgz	
$ tar xvzf Python-2.7.3.tgz	
$ ./con	igure
$ make
$ sudo make install

Python はもともと 2.6.6 が入ってたんだけど、さくらのVPS の設定をドットインストールみながらやった勢いで、2.7.3 を入れた。

2. setuptools のインストール

「さくらのVPS」に setuptools (Python) をインストール

$ cd /usr/local/src/
$ wget http://pypi.python.org/packages/2.7/s/setuptools/setuptools-0.6c11-py2.7.egg
省略...
$ chmod +x setuptools-0.6c11-py2.7.egg
$ ./setuptools-0.6c11-py2.7.egg --prefix=/usr/local

Permission denied っていわれたので、最後の行、 sudo でもう一度やってみたら、エラーメッセージは以下のとおり。

./setuptools-0.6c11-py2.7.egg: line 3: exec: python2.7: not found

setuptools-0.6c11-py2.7.egg の中身みてみた。if なんとか then exec python2.7 -c なんとか、って書いてある。

$ python2.7

でも python 起動できてるんだけど、なぜ? ってとこで行き詰まり中。

Author

Yuko Honda Morita (yukop) : yukop.com
飯能→東京→シリコンバレー。夫と猫2匹と暮らしてます。作ったり学んだり踊ったりするのが好き。
Born in Japan, living in California with my husband and two cats. "A bit of a geek and a bit of a geek fan and a bit of an artist." ->

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