Picchetti Ranch の裏山散歩
2015-01-31 Saturday先月の Castle Rock State Park がかなり本格ハイキングだったので今月は軽めのコースにしようと思い、Picchetti Ranch に行ってきた。
11時前についたら隣の Picchetti Winery はまだ閉まっていて、その脇にある駐車場に停めて敷地沿いの小道をゆくと、ワイナリーで飼っているらしきニワトリがトレイルの入口を横切っていった。そこから裏山に続く Zinfandel Trail に入っていく。地図に Pond とあるので見にいったら、すっかり干上がっていた。代わりに鳥がたくさん住んでいるようで、Western Scrub Jay(アメリカカケス)などを見かけた。元池沿いの道から次の分岐を左へ行くと、少し小高い丘がオークの林になっている。ピクニックに良さそうな場所だ。
そこから Orchard Loop Trail に合流し、Stevens Creek の貯水湖に向かって一気に下っていく。ここは車も通るようで、乾いた道が砂利っぽくて滑りやすい。次の分岐点では細い方の Bear Meadow Trail に入り、そのまま貯水湖沿いの車の道まで行ってみる。Equestrian もOKのトレイルなので、馬の蹄のあとがあり馬糞も落ちている。けっこう新しい馬糞もあった。まだトレイルで馬に会ったことはないけど。とくに貯水湖を眺められる場所などはなさそうだったので、そのまま引き返してきた。この青い小さい花は Hound’s tongue というらしい。
今日歩いたコースは約 2 mile (3.2 km) 、1時間半くらい。お弁当はなし。ワイナリーに来たついでのお散歩に良さそうなコースだった。すれ違う人たちの格好もそんなかんじ。Zinfandel Trail の先の方まで足を伸ばして途中で引き返してくるのもありかも。
Castle Rock で本格ハイキング
2014-12-28 Sunday半年くらいずっとやりたいことリストに入ってた Castle Rock State Park でのハイキング、ついに行ってきました。すごく良いコースだったー!
くねくねした9号線から35号線に入り、もう車に乗ってる時からすでに山道です。Main Park Entrance に停めて、インフォメーション看板に備え付けられている紙の地図を手に入れる。公園の名前になっている Castle Rock は駐車場からそんなに遠くない。まずはそこを目指してゆく。
岩に着く前、光の当たるステージが出現してた。ところどころにある標識を頼りに進む。こっちであってるのかな、と不安になってくる頃合いにちょうどよく現れる。
Castle Rock 到着。へんな岩がちょっとした九龍城みたいになっていて、岩登りをする人たちがけっこういる。右の顔みたいな岩は、もっと先のトレイルで見たもの。
見上げるとダグファーとオーク(たぶん)。
意外と道なき道だったりする。倒木を乗り越えたり、岩を乗り越えたり、けっこうチャレンジング。下の右の写真の岩の間が、道です。
Castle Rock Trail Camp というところがちょうど中間地点くらい。ここでお弁当にする。近くに射撃場があるらしくずっと銃声が鳴り響いている。銃声の合間には、リスが松ぼっくりを齧る音が聞こえる。食後のコーヒーを野点するためだけに、道具をわざわざ担いできた。おいしいー。
折り返した後半は Ridge Trail という名前の通りの尾根で、良い眺め。途中の Vista point で、とんがり頭のブルーバード、Steller’s Jay をはじめてみた。青い鳥でも Western Scrub Jay は会社の庭でも85沿いの Stevens Creek Trail でも見かけるけど、とんがり頭はレアなのでうれしい。
今日のコースは 6.5 mile (10 km)、3時間半くらい。
駐車場に戻ってきて、心地よい疲れと充実感に浸っていたら、車のフロントガラスとワイパーの間にへんな紙が挟まってるのに気づいた。これはもしや。これはもしや。パーキングチケット? あああああーやっちゃった。やっちゃったよー。駐車場に入るときそれらしき小屋があったのに無人だったから気にせずよく見ずに歩きはじめてしまった。普通に払えば8ドルだったのに71.5ドルとかああもううううう。以前も一度Foothill Collegeの駐車場で時間制限があったのに気づかず、チケット切られたことがあったのだった。へこんだ。せっかくの素敵ハイキングだったのに。駐車場には気をつけろ。
Skyline Ridge で森の中を歩く
2014-12-06 Saturday先月行ったワシントン州の森が忘れられなくて近場の森について調べていたら、Midpeninsula Regional Open Space District という公共の自然保護団体のサイトopenspace.orgにたどり着いた。この地域のトレイルがたくさん紹介されていて、ガイド付きのハイキングツアーなどもあるらしい。ちょうど週末に木を見るツアーがあったので行ってきた。
ハイウェイを降り、Page Mill Roadという峠道をくねくねと登っていく。集合場所が、ウェブサイトを見ても「Skyline Ridge の駐車場」としか書いていないので、いまいち正確な場所がわからない。Google Maps上のSkyline Ridge Open Space Preserveの住所に向かってみるが、はたしてここが駐車場なのかどうか。まあ行ってみて合流できなければ普通に歩けばいっか、などと言いながら 10分遅れで到着。6−7人くらいが集まっているのが見えて、それがツアーの人たちだった。無事に合流できた。
真ん中の人が、Oakのどんぐり(acorn)がいろいろ入った箱を持っていて、みんなで覗き込んでいる。見分けるには、どんぐり本体の形ももちろんあるけど、かさの部分をみると、ほらね、こんな違いがあるのよ、という話をしている。みんな揃ったようなのでガイドの人たちが自己紹介をはじめたのだけど、よくみたら参加者よりもガイドの方が多かった。森を眺め、背が高くて尖ってるのがDouglas firで、丸くもこもこしてるのがOakなのよ、さあ近くで見てみましょう、と歩きはじめる。
ずっとこういう道を歩きたかったのだ。Pinterestで”forest path”で検索して出てきた写真を眺めて待ち望んでいたので、うれしい。 雨は降ったり止んだり、といってもレインジャケットのフードをかぶればぜんぜん問題ない程度で、むしろ白くけぶった森の小径は幻想的。木についた菌類みたいなのや苔を見たり、Woodrat の巣を見たりして、池に出た。ガイドのマダムたちが代わる代わる目につくものを説明してくれる。でも単語を知らないと「これは◯◯◯なのよ、△△が□□で」ってかんじなので、半分くらいはわからない。
池に向かう途中、カリフォルニアイモリ(California Newt)をたくさん見た。「ほら、このsalamanderはCalifornia newtっていうのよ。いまは繁殖期(breeding season)で、水の中でbreedingするの。あ、毒があるからね」といいつつ、みんな、うれしそうにイモリを見てit’s cuteとか言ってる。毒があるからもちろん触らないほうがいいんだけど、イモリエキスパートらしきガイドさんが捕まえて近くで見せてくれた。オスのほうが大きくてしっぽがブレードのようになっている。おなかはオレンジ。かわいい。毒あるけど。
Oakの葉っぱによる見分け方講座。葉の周りに深いギザギザ(lobes)があるかどうか、ギザギザが尖ってる(pointed)のがBlack Oakで、丸い(rounded)のがWhite Oak。緑の大きな葉っぱと真ん中の小さな緑の葉っぱはおなじ種類のLive Oakなんだけど、背が低い木につく葉にはトゲ(spine)があり、大きい木の葉にはトゲがない、って言ってたような気がする。たしか。裏が緑なのは、たぶんInterior Live Oakで、裏が白っぽい(silver)なのがたぶんCoast Live Oak、またの名をCalifornia Live Oak。あとから調べなおして書いてるんだけどもしかしたら違うかも。次回はペンとメモを持って行くべきかも。
Handicapped parkingのそばの、大きなLive Oakの木。ここが折り返し地点。
途中まで引き返したら別の道を登り、Douglas Firの森を抜ける。見上げて息を吸い込む。
これは若いDouglas Fir。 まつぼっくりも小さい。
森を抜けて下って行くと、そこにはお隣のChristmas Tree Farmが広がってた。もう3世代か4世代、ここでクリスマスツリー農場をやっているらしいのだけど、敷地の一部を州が買い取って、もとの自然に近い森を再生しようという活動をしているらしい。斜面の水の流れがうまくいくように小さい池と短い水路を作ったり、ボランティアやガールスカウトと一緒に植林をしたり。
どんぐりから植えた若いOakをいくつか見せてもらった。小さいと葉っぱも小さくてトゲトゲしていて、別の種類に見えるけど、これがOakなのね。このあたりは11月から2月が雨期なので、雨が降る時期に合わせて秋に植えるんだって。それ以外の時期に植えると、水が足りなくて枯れちゃうらしい。苗ではなくてどんぐりから植えるのも、苗から植えると雨期でも水が足りなくて死んでしまうとか。
クリスマスツリー狩りをはじめて聞いたときは、たった1ヶ月くらいの飾りにするだけのために木を切るなんて!と思ったけど、収穫するために栽培してるんだからカボチャ畑と一緒だよ、と言われればまあそうなのかもしれない。実を収穫するのと幹を切るのとでは栽培サイクルがぜんぜん違うだろうし、なんか腑に落ちないものがあるけど。
今回説明を聞いたら、この農場と自然保護区は平和に共存するためにいろいろ工夫しているっぽかった。ツリー狩りも、幹を切るときは再生するようにちょっと上の方で切るとか。役目を終えた木はどこへ行くんだろう?と思ったらリサイクルされると言ってた。あとから調べたら、腐葉土とかコンポストとかになるらしい。
クリスマスツリーに使われる木は地域によっていろいろで、この農場だとDouglas firとかScotch pineとか。モミの木だけではなく、マツとかスギとかの仲間もクリスマスツリーになるらしい。クリスマスの匂い、っていうのは素敵そうだし生木のリースは欲しいと思うけど、やっぱりこの時期だけのために毎年幹を切るっていうのは抵抗あるなあ。
まあとにかく、アメリカの家庭ではフレッシュツリーは一般的で、毎年3,500〜4,000万本売れるらしい。この日も、狩ったツリーを車の屋根にくくりつけて山を下っていく車を何台も見た。ちなみに、生木を飾るのは、香りがすばらしいからなんだって。檜のお風呂の香り最高だわ〜みたいなかんじなのかしらね。
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Yuko Honda Morita (yukop) : yukop.com
飯能→東京→シリコンバレー。夫と猫2匹と暮らしてます。作ったり学んだり踊ったりするのが好き。
Born in Japan, living in California with my husband and two cats. "A bit of a geek and a bit of a geek fan and a bit of an artist." ->
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