Stranger in Wonderland

月曜の朝、会社に行く途中、黄色い壺に入ったビックリマークが点灯したことに気づいた。車のマニュアルを読むと、Tire pressure warning light らしい。なにそれこまる。

Tire pressure warning

とりあえず、昼休みに近くのガソリンスタンドに行って、タイヤの空気圧のチェックをしてもらえますかと聞いたら、ここでは Smog Check しかやってない、タイヤショップへ行け、と言われる。最寄りのタイヤショップを教えてもらったけど、昼休みに行って戻ってこれるほど近くではないので、会社に戻る。

Tire pressure waring が出たんですよ、明日の朝タイヤショップに行かなきゃいけないかも、と上司にいうと、You don’t know anything about cars, huh? と言われる。Not at all! そのへんの gas station に行けば空気入れられるよ。とのことだけど、やり方わかりません。ちょっと駐車場に見に行こうか、ってことでついていくと、フロントの右側でしょ、そういえば空気減ってるなって思ってたよ。(え!見てわかるの!?)そして、自分の車のグローブボックスからボールペンみたいなスティックを出してきて、タイヤの栓を外してプシュっとやって空気圧を見てくれた。フロント右が 30 psi (pounds per square inch)くらい、あとのは 32 psi くらい、と出た。すごいなこの魔法の杖。20 psi 切ってたらまずいけど、このくらいならまあ週末にでも空気入れに行けば大丈夫、らしい。どのくらいの緊急度合いなのかぜんぜんわからなかったので、助かった。

ということで1週間、黄色のビックリマークがついたまま過ごしたけど、タイヤの空気圧が低いと言われるとそんな気がしてきて、どうもいつもよりも車の力が出ないかんじがする。自転車のタイヤの空気が減ってきてるときと似ている。金曜くらいになると、走ってる時にジリジリという細かい振動音が増えてきてる気がした。待ちに待った土曜の朝、yelp で見て評判の良かったタイヤショップ Calderon Tire Service へ。出てきたおばちゃんに、Tire pressure warning が出た、というと、そこに進んで待ってな、と言われ、おっちゃんが空気を入れてくれるのをそばで見ていた。このタイヤは 33 psi が適正なのだけど、26 psi だった。無料でやってくれたよ。ありがとうありがとう。あとでレビュー書きます。

アマゾンでさっそく買った、魔法の杖。タイヤ圧ゲージ。冷えてから測ってみたら 34 psi で、なかなか正確。

gauge

どうして今まで大丈夫だったんだろう、と思ったけど、カーディーラーの定期メンテナンスが初回は 3,750マイル、次は 7,500マイル、で次回がたしか 15,000マイルなので、間隔が前回よりも空いてるからだな。タイヤの空気圧は、月一回点検するのが良いみたいね。今回は、ついでにエンジンオイルも点検しておいた。

こういう定期点検項目のやり方がのってるクイックリファレンスみたいなの欲しい。3つ折りの丈夫な紙で、グローブボックスに入れておけるようなの。

Steller's jay

去年ハロウィンの飾り付けがすごかった民家を見てみようかと、ひさしぶりに会社の近くのトレイル沿いに行ったんだけど、結局ずっと鳥を見てた。1ヶ月以上ぶりの昼休みバーディング(というのも、今月から毎朝泳いでいるので、昼休みは昼寝の時間にしているから)。公園の脇に獣道みたいなのがあって、そこをちょっと入ると、枯れ果てた creek の土手に出る。夏の間は鳥の姿を見かけることも減っていたけど、秋になってまた賑わってきたみたい。同じ場所で見ていても、鳥の数がぜんぜんちがう。いい季節だなー。今日の20分くらいの間で11種類見た。

最初の写真は Steller’s Jay(ステラーカケス)。しげみの間からチラッと黒い影が見えて、カラスかなと思ったらとんがり頭が見えて、Steller’s Jay だ!と判明。しばらく待ってたら、こんな近くにひょっこり出てきてくれた。

過去にこのトレイル沿いで撮った写真。Western-scrub Jay(アメリカカケス)はよくどんぐりを加えてる。カラスの仲間だけあって、体型はカラスっぽい。

Western-scrub Jay

チカディーことChestnut-backed Chickadee(クリイロコガラ)はしげみの中をちゅんちゅかちゅんちゅか移動するので撮るのがむずかしい。

Chickadee

後ろ姿だけどロビンちゃん、American Robin(コマツグミ)。

Robin

Dark-eyed Junco(ユキヒメドリ)、フードの色がグレーなのでたぶん♀。ところでずっと、Junco のこと「ジュンコ」って呼んでたけど、先日 BirdTalk という Podcast を聞いてたら、「ジャンコ」って言ってた!な、なんだってー!まあでも u だから ʌ なのか、言われてみれば。Wikipedia からコピった発音記号 → /ˈdʒʌŋkoʊ/

Junco

Ceder Waxwing(ヒメレンジャク)は初遭遇。うれしかったなー。creek の向かい側の Douglas Fir の上の方の枝にいたから双眼鏡越しでもあまり近くで見れなかったけど、次列風切の先の白い部分が背中にピッピッと入ってるのが見えた。グラデーションがすごくきれいで、和菓子みたい。そして、ぱきっとしたポイントカラーが効いてる。

Townsend’s warbler(タウンゼンドアメリカムシクイ)も初遭遇。黄色に黒のしましま。

Hermit Thrush(チャイロコツグミ)は、例のさえずりはしてなかったけど、うぇーいうぇーい、って way call してた。あんなに幻の鳥(私にとって)だったのに今週ですっかりお馴染みになったよ。写真は遠くからしかとれなかったのでちっちゃい。

Hermit

職場の席の前の窓から楓の木が見えるのだけど、けっこういろんな鳥がやってくる。夕方ごろ目の前で、くけけけけ、といいながら羽と尾をパタパタさせている子がいた。茶色でしっぽパタパタさせてるから Bewick’s Wren(シロハラミソサザイ) かな、最近よく来てるし、でもちょっと大きいし、この鳴き声 American Robin(コマツグミ)ぽいなー、でもお腹白くて茶色の斑点が、とか思いながら双眼鏡で確認したら、もしはこれは Hermit Thrush(チャイロコツグミ)では!!

以前 Purisima Creek でさえずりを聞いて以来(「Purisima Creek の隠者ツグミ」)、ずーっと見たいと思ってた、Hermit Thrush(チャイロコツグミ)。

いま目の前にいるのはなんらかの Thrush にちがいないけど、Hermit なのかしら。Audubon で調べたら、California にいる Thrush は Hermit か Swainson、だけど Swainson がこのへんにいるのは春夏で、Hermit は通年。てことはやっぱり Hermit かな。

例のさえずりはしてなかったけど、ここの鳴き声のうち “Churt” ぽい鳴き方だった。

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Yuko Honda Morita (yukop) : yukop.com
飯能→東京→シリコンバレー。夫と猫2匹と暮らしてます。作ったり学んだり踊ったりするのが好き。
Born in Japan, living in California with my husband and two cats. "A bit of a geek and a bit of a geek fan and a bit of an artist." ->

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